今年のテーマ
『My Japanese Cuisine』
今年は『My Japanese Cuisine』として、日本食料理人や日本食・食文化に関心のある料理人・学生に挑戦いただけるテーマに決定しました。
日本料理は「だしの文化」で発展し、うま味を料理の中心として、神から頂いた大切な食材に心を込めて、生(切る)・煮る・焼く・揚げる・蒸すの五つの調理方法(五法)で料理が作られます。しかし、日本食料理人だけが日本料理の精神や技術を追求しているわけではありません。フランス料理に日本料理の要素を取り入れて人気を博したフレンチレストランが、ミシュラン三つ星に輝いたように、世界中でプレゼンスが高まっている日本料理は、その国の食文化に即した形で受容され、形を変え、伝わり、広がりを見せています。
料理に対する考え方、捉え方は百人百様です。 あなたの料理の中に、日本料理の技術や価値観、考え方やエッセンスを表現してみませんか。 そして、自由な発想で『My Japanese Cuisine』にぜひチャレンジしてください。
皆様のご応募お待ちしております。
大会テーマ『UMAMI』
和食ワールドチャレンジは第5回から、日本料理の味わいの基本「UMAMI」を大会の統一テーマとしています。

『UMAMI』とは?
日本料理の味わいの基本は、うま味にあります。「うま味」とは、「甘味、酸味、塩味、苦味」につづく、五味の中の一つで、料理の構成要素の大切な味です。いまや海外の辞書にも「UMAMI」と掲載されるほど世界の共通語となった「うま味」の成分はグルタミン酸などのアミノ酸とイノシン酸、グアニルなどの核酸が代表的な物です。
日本では、昆布や鰹節を使ってうま味成分を取り出す「だし」が基本とされ、その技術は500年ほど前から実現しており、江戸時代中期(1651~1745頃)に数多く出版された料理書では、「だし」の重要性が常に説かれていました。このように「だし」に対する強い思いは古来あり、昆布のグルタミン酸・鰹節のイノシン酸による相乗効果がもたらされ、うまみ味で素材の味を最大限に引き出し、美味しい料理を生み出しています。
応募資格
日本以外の国籍を有する以下の方に応募いただけます。(現在の居住地は日本国内外を問いません)
- 日本食料理人
- 日本食・食文化に関心のある料理人
- 日本料理を学ぶ料理学校生、料理人を目指す学生
- 日本の料理学校で学ぶ外国人留学生、日本で料理研修している方
- 過去大会の参加者等