1. 書類審査 (地域予選会・オンライン予選会)
審査課題
以下2つの課題を提出いただき、審査を行います。
【課題①】出汁の取り方に関する基礎テスト
出汁の取り方に関する選択式問題を出題します。
【課題②】出汁を使った料理1品の写真と簡単な作り方
大会テーマ『DASHI』に沿い、出汁を使った日本料理1品の写真と、その料理で使用した材料や簡単な手順等、調理説明をしてください。
(300字程度)
留意事項
- 可能な限り、日本産食材を活用した料理を作成し、活用した場合は食材・材料名を明記してください。
- 他の日本料理コンテストで賞を受けていない作品が対象となります。
- 寿司は対象外とします。
- お菓子、デザート、ドリンクは対象外とします。
- 写真撮影時は全ての食材がわかりやすいように撮影してください。
- 角度などを変えて撮影し、複数の写真を提出してください(2枚以上3枚まで)。
- 提出いただいた写真や課題内容は、和食ワールドチャレンジ・農林水産省ウェブサイトやSNS等で公開されることがあります。
応募写真例
料理提供時のお客様視点のアングルで撮影した料理全体がわかる写真
料理と器のバランスが分かる真上からの写真
審査内容
完成作品の写真及びコメントを見て、審査を行います。
審査ポイントは以下とします:
- 器と料理のバランスは良いか
- 全体の彩りはきれいか
- 出汁が正しく取られ、適切に使用されているか
- 食材がきれいに切れているか
- 簡潔にわかりやすく料理の手順が書かれているか
- 調理されている食材が正しく使われているか
- 料理写真を見て、食べてみたいと思うか
審査は公正を期すため、応募者の個人情報は審査員に開示せずに実施します。
2-1. 地域予選会
地域予選会参加希望の方で書類審査を通過された方は、下記の課題を当日仕上げていただきます。
審査課題
【課題①】調理技術試験(基礎包丁技術)15分
一人あたり大根10㎝1本を使用して、以下の5つの課題を作成していただきます。
- 桂剥き(大根の桂剝きを切らずに30㎝以上で作成)
- けん(刺身用)(刺身用の大根けんを5人分程度作成)
- 色紙切り
- 輪切り
- 短冊切り
【課題②】大会テーマ『DASHI』に沿った指定メイン食材を使用した料理1品(3名分)調理時間100分
留意事項
①の基礎包丁技術試験の食材(大根)は、実行委員会で準備いたします。
会場にいる審査員の指示に従い、試験を行ってください。
②の指定メイン食材・指定共通食材、調味料は実行委員会で準備いたします。
それ以外の食材の持ち込みは、ご自身で用意してください。
持ち込んだ食材に関しては事前に審査員がチェックします。
白衣、エプロン、帽子、包丁(薄刃包丁・刺身包丁・出刃包丁)、課題②の器(3名分)は持参ください。
審査内容
基礎包丁技術については、包丁の動きやスピード、切った大根の正確な形や切った後の食材の切り口の綺麗さを見て審査します。
また、オリジナル料理課題の審査ポイントは以下とします:
- 指定食材が指定数使用されているか
- 食材の火の通し方は正しいか
- 包丁が正しく使われているか
- 出汁が正しく取られ、適切に使用されているか
- 衛生的に段取り良く調理が出来たか
2-2. オンライン予選会
オンライン予選会参加の方で書類審査を通過された方は、下記の課題を締切までに提出いただきます。
審査課題
【課題①】書類審査で提出した料理1品の調理動画(調理時間60分程度)
【課題②】課題①で調理した料理についての説明を記述(出汁の使い方の説明、日本料理に対する思いを盛り込むこと)※400字程度
留意事項
- 調理した作品の完成写真もご提出いただきます。
- 動画の撮影に当たっては、ガイドライン(10月下旬案内予定)を必ずご確認ください。
審査内容
調理動画、完成作品の写真、ドキュメントを見て審査を行います。
審査ポイントは以下とします:
- 調理器具の手入れ
- 衛生に配慮された身なりか
- 料理は衛生的に作られているか
- 包丁の扱い方(選び方、持ち方)
- 食材の切り方
- 仕事の段取り
- 調理作業の手順が間違いないか
- 盛り付け方が器に正しく盛られているか(分量、バランス)
- 食材の彩り
- 火の入れ方は食材に合っているか
- 食材の取り合わせ
- 出汁が正しく取られ、適切に使用されているか
- ドキュメントでは、思いがこもった説明等が述べられているか
審査は公平を期すため、応募者の個人情報は審査員に開示せずに実施します。
3. 決勝大会
決勝大会進出者には、下記の課題を決勝大会で仕上げていただきます。
審査課題
【課題①】テーマ「DASHI」に沿った指定食材を使った煮物椀(調理時間90分)
大会テーマ「DASHI」に沿って、指定食材を使用して5人前の煮物椀を作成していただきます。
【指定食材】
以下は必ず使用してください
- カニ(棒身) 5本(100g)
- すり身 200g
- 小蕪 5個(1個あたり約100g)
- 人参 1/2本(1本200g)
以下はどちらか一方を選んでください
- 春菊 50g または 水菜1/4束
- 柚子 1個 または 木の芽 15枚
※使用するお椀は以下の通りです。
大きさ:高さ6.3cm×直径12.8cm
【課題②】テーマ「DASHI」に沿った、指定の八寸皿を使用した前菜5品盛り(調理時間220分)
決勝大会前日に選手本人が日本で購入した食材を使用して、テーマ「DASHI」に沿って6人前の前菜5品を作成していただきます。
※6名分の料理を仕込み100分、作成120分にて仕上げていただきます。
※使用する八寸皿は以下の通りです。
大きさ:23.6×23.6×3.3cm
留意事項
上記試験の器(お椀、八寸皿)は、運営実行委員会で用意いたします。
課題①の食材は運営実行委員会で用意いたします。
課題②の食材は決勝大会前日の研修プログラム内で選手自身が選んだ食材を使用していただきます。
それ以外にも、選手本人が購入された食材に関しては、使用可能です。
白衣、エプロン、調理用帽子、包丁、マスクは持参してください。
審査内容
審査ポイントは以下とします:
- 日本料理の正しい出汁のとり方
- 大会テーマ「DASHI」からどのようなイメージの料理を作成するのか
- 味付け
- 基本調理器具の使い方
- 衛生管理
- 時間配分(手際)の良さ
- 日本料理に対する姿勢
- 調理に対する知識や技術・技能
- 出来上がりの盛り付けバランスの良さ